【開催レポート】岡崎慎司選手 引退会見|STVVのアンバサダー就任を発表! | STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト

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2024.6.19

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【開催レポート】岡崎慎司選手 引退会見|STVVのアンバサダー就任を発表!

STVVは、2023-24シーズンをもって現役を引退する岡崎慎司選手の引退会見を2024年6月17日(月)に、東京・DMM.com本社にて実施いたしました。

 

岡崎選手がステージに上がると大きな拍手で迎えられ、会見がスタート。冒頭にSTVVを経営する合同会社DMM.com緒方執行役員が岡崎選手へメッセージを送りました。緒方執行役員は「STVVは小さなクラブなので岡崎選手のような経験のある選手が移籍してきたことは、シント=トロイデンの街の人々はもちろん、ともに戦うチームメイトにも憧れの存在として、大きな影響を与えてくれた。」と振り返りました。

さらに、岡崎選手がSTVVのアンバサダーに就任することが発表されました。岡崎選手はSTVVとファン・サポーター、スポンサー企業との絆を深める活動や、STVVの日本におけるマーケティング活動のサポートを行っていく予定です。

 

 

続いて岡崎選手から「ヨーロッパで引退した自分に、このような引退会見という場を作っていただいたDMMさんとSTVVさんに本当に感謝したいです。また、メディアのみなさんとはすごく色々な思い出があるので、質問に答えながら、自分にとってサッカー人生がどんなだったのか振り返りながら思い出を話していければと思います。引退会見をできることが本当に楽しみだったので、本日はよろしくお願いします。」と挨拶しました。

 

会場に集まったメディアから引退を決めた理由を聞かれると、岡崎選手は「膝の怪我が一番の理由でした。去年のシーズンがスタートしてからずっと膝の痛みを抱え、悔しい思いをしながら練習や試合をしていて、理想の動きができなくなっていました。昨年の12月くらいにプレーできないぐらいの怪我になってしまって、そのときにサッカー人生で初めて辞めたいと思いました。燃え尽きてしまったというか。諦めるという決断をした時に、引退するという気持ちと、何かこのまま終わりたくないという気持ちが芽生えました。そして、サッカー選手の続きをヨーロッパで作りたいと思ったときに、もうサッカー選手じゃないと決めてしまいました。僕は、みんなのためにというよりは、自分はこうしたい、とわがままに選手をしていました。それを貫いて、やり切ろうと決めたので、自分にとってはポジティブな決断に至りました。」と感慨深げに話しました。

 

さらに、「これからセカンドキャリアが始まるが、どのような未来を描いているのか?」と聞かれると、「STVVのアンバサダーになる話もしましたが、ヨーロッパに拠点を持っていて、戦うチャンスがあることの重要さを日本の皆さんに知ってもらいたいです。競争していく難しさを、次の世代に伝えていくことが自分の役割だと思っています。

また、サッカー選手として戦ってきたように、引退後も戦いの場が欲しいと思っていたので、今後は監督をしたいと思っています。この会見前にはイングランドでUEFAプロライセンスの講習を受けていて、すでに大きな壁にぶつかっています。自分が創設したドイツ6部『FCバサラマインツ』の監督も務めることが決まっているので、まずは監督としての経験を積んでいきたいです。ヨーロッパで挑戦した先の最終的な目標は、ワールドカップでプレーヤーとして優勝が達成できなかったので、やっぱり監督として日本代表の監督になり、ワールドカップで優勝したいです。」とコメント。

岡崎選手は、一つひとつの質問に丁寧に答え、時に会場の笑いを誘いながら、暖かい雰囲気で会見が進みました。

 

 

■チームメイトの鈴木彩艶選手が登場

 

STVVで活躍し日本代表、U-23日本代表メンバーに選出経験もあるGK鈴木彩艶選手が花束を手にサプライズ登場。プロサッカー選手を引退し第2の人生をスタートする岡崎選手へ「岡崎さんとは1年間しか同じチームでプレーしてないんですけれど、サッカーに対する姿勢について若い選手が目で見て感じる部分がとてもあったと思います。岡さんが達成してきた記録はとても高いですが、常に追い続け、いつか岡さんに自慢できるように頑張っていきたいと思います。まずは現役生活お疲れ様でした!」と激励のメッセージを贈りました。

鈴木選手からのメッセージを聞いて岡崎選手は「いやー負けたくないですね(笑)。これからまだまだ長いので、ヨーロッパで活躍している姿を見て刺激をもらいたいと思いますし、逆に自分がその先の人生でこういう人生があるんだって思ってもらえるような活躍ができるように、これからもお互い頑張ってやっていきたいです。特に日本代表選手として、みんなから応援してもらえるようなプレーを頑張ってください。」と照れた様子でコメントしました。

 

最後に岡崎選手が「本日はもうちょっと話したかったんですけど、話しすぎると多分1日はかかると思うので(笑)。自分が監督になったときに、また取り上げてもらえるように頑張ります。このような機会を作っていただき、本当に感謝します。この先も、サッカー界を皆さんで盛り上げていってほしいなと思うので、僕もそのような役割を担っていきますので、これからもよろしくお願いします。本日はありがとうございました。」と述べ、大きな拍手とともに見送られ会見は終了となりました。

 

■会見後にはDMM.comの社員と交流会を実施

会見後には、岡崎選手と鈴木選手、DMM.comの社員との交流会を実施しました。

 

サッカーをしているお子さんから、質問を預かってきたという社員から「試合のはじめから緊張しないで、岡崎選手のようにパワフルにガッツと気合で点を取れるようになりたいです。良い方法があったら教えてください。」と質問されると「僕も結構、どんな試合でも緊張するタイプです。スタートが肝心だと思っています。空回ってもいいから思い切ってやってみる。失敗しても当然だと思ってトライすることが大事だと思います。」とコメント。

 

集まった社員は「お疲れ様でした!」「20年間、感動をありがとうございました!」と激励の声と割れんばかりの拍手を送り、岡崎選手の勇姿を見届けました。