【試合レポート】試合を通してボールを支配するも、PO2初の敗戦 | STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト

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2019.5.05

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【試合レポート】試合を通してボールを支配するも、PO2初の敗戦

日時:5月5日(日)1時キックオフ

場所:スタッド・デュ・ペイ・ド・シャルルロワ(A)

結果:2‐0

得点: ヘンドリックス(4分)、フォルトゥナ(86分)

日本人出場選手:冨安健洋、鎌田大地、関根貴大、遠藤航、木下康介

 

【先発】

GK/ピラード

DF/ムマエ(→35分デ・ブライン)、テシェイラ、冨安

MF/ボタカ、アサモア、遠藤、関根、デ・サート(→71分タリソン)、鎌田

FW/シラ(→86分木下)

 

PO2グループステージ第7節。

グループAの首位を走るSTVVは2位のシャルルロワとの直接対決、この試合で負ければ首位が入れ替わる大事な一戦となりました。

スタメンには冨安選手、鎌田選手、関根選手、遠藤選手の4人の日本人選手が選出され、木下選手がベンチからのスタートとなります。

 

ゆっくりと試合に入ったSTVVは開始3分に早速追う展開となってしまいます。ムマエ選手のパスを森岡選手に阻まれると、ボールはでフリーの相手選手に渡り、開始早々先制点を許す展開に。

その後も守備が安定しないカナリアスは多くのピンチを迎えますがチームで対応して切り抜けます。

 

攻撃では12分に得たCKで関根選手がファーの遠藤選手に上げると遠藤選手が逆サイドに返します。このボールをマイボールにすると最後はデ・サート選手がシュート。しかし、ボールはゴール上に逸れて得点には至りません。

徐々に試合のリズムをつかみ始めたSTVV。細かいパスを繋ぎ相手DFのプレシャーをかわして攻撃を組み立てます。

 

25分、カウンターを受けて手薄な状態で攻め込まれると長身FWのオシムヘン選手に強烈なシュートを放たれます。これにはGKのピラード選手が反応、立て続けの攻撃もなんとかしのぎます。

 

なかなか試合のテンポを掴ませてくれないシャルルロワ。STVVが劣勢を強いられたまま試合が進みます。

35分にはムマエ選手がデ・ブライン選手と交代、遠藤選手がポジションを下げて守備に回ります。

39分、中盤でボールを奪うとシラ選手が右サイドをドリブルで駆け上がりクロスを上げるも、相手GKがパンチングクリア。セカンドボールが奪えず、ゴールが遠い状態が続きます。
40分、関根選手、デ・サート選手とパスを繋ぐと、デ・サート選手が空いたスペースにボールを落とします。このぼーるにデ・ブライン選手が全力で駆け込みGKとスピード勝負になりますが、わずかな差で相手GKがボールをクリアして得点にはなりません。

続く42分にはゴール正面からFKのチャンス。しかし鎌田選手のシュートは左に逸れます。

 

良い形で前半を終わりたいSTVVでしたがホームのシャルルロワが畳み掛けます。

前半ロスタイムに中盤でボールを奪われ攻め込まれるとエリア内でSTVVのDF陣をうまくかわした森岡選手がシュート。ここはピラード選手が腕で防ぎ難を逃れます。

序盤に失った1点を追うままハーフタイムを迎え、選手たちはロッカーへと引き上げます。

 

後半に入り、なんとしても早い段階で追いつきたいカナリアス。積極的な姿勢で試合に入ります。

 

48分ごろから両チームのカウンター合戦が始まり早いペースでボールがピッチを行き来します。関根選手から鎌田選手へゴール前への絶妙なアシストにより同点のチャンスもありましたがわずかにボールに届かず、こちらはゴールキックに。

 

目まぐるしい展開の中、主導権を握ったのはシャルルロワでした。

 

52分、STVVのパスミスから1点目に似た形でゴールに向かうと迷わずシュート。GKのピラード選手が飛び込みゴールを守ります。その後も53分、55分と強烈なシュートを放たれますが連続で好セーブ。PO2になってから出場のチャンスを得た若きGKが追加点を許しません。

 

変わらず早いテンポで試合が進む59分。関根選手が蹴るCKに冨安選手が頭一つ抜けて合わせますが枠をとらえることができません。

FKやカウンターのチャンスをなかなか活かせない中、ブライス監督は70分にタリソン選手を投入。タリソン選手は今シーズン初の出場となります。

 

80分、右サイドから攻撃を展開するSTVV。遠藤選手がクロスを上げ関根選手が見送るとボールはゴール正面に立つデ・ブライン選手へ。うまく合わせて放ったシュートは相手DFにブロックされます。

続く82分にはゴールエリア内に入ったボールをタリソン選手がシュートするも、こちらも相手選手に当たりゴールから逸れます。

終盤、木下選手を投入。高さを活かしてなんとしても得点を狙いにいくSTVV。

しかし、86分に追加点を許してしまいます。カウンターからサイドに展開されると上がったクロスにオシムヘン選手が頭で合わせます。ピラード選手が弾くも、セカンドボールをクリアしきれずそのまま押し込まれ、手痛い2失点目。

 

その後も得点が奪えないまま、試合終了。

PO2に入ってからの初の敗戦となり、守り続けてきたグループAの首位をシャルルロワに明け渡す結果となりました。

PO2は残り3試合。

次節は5月13日(月)3時キックオフ、ホームにオイペンを迎えます。