【試合レポート】鎌田選手リーグ12ゴール目も勝ち点3を奪えずドロー【ムスクロン戦】 | STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト

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2019.3.11

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【試合レポート】鎌田選手リーグ12ゴール目も勝ち点3を奪えずドロー【ムスクロン戦】

 

日時:3月11日(月)2時キックオフ

場所:スタッド・ル・カノンニエ(A)

結果:1-1

得点:鎌田(15分)、アウォニイ(33分)

日本人出場選手:冨安健洋、鎌田大地

 

【先発】

GK/ステッペ

DF/サンコン、ガルシア、冨安

MF/アコラツェ、ムマエ(→70分デ・ブライン)、ボタカ、アサモア、デ・サート(→83分シラー)、鎌田

FW/ボリ

 

レギュラーシーズンも残すところあと2試合。

2試合連続でのアウェーでの一戦、対するムスクロンは2019年に入ってから負けなし。PO1進出に向けて勝ち点を取りたいSTVVの前に立ちはだかります。

スタメンには冨安選手と鎌田選手の2人の日本人選手が選出。木下選手と関根選手はベンチからのスタートになりました。冨安選手の相棒テシェイラ選手は怪我で調整中のため、U−21ベルギー代表選出経験のあるムマエ選手がアンカーとして出場しました。

 

季節の変わり目で試合前から会場は大荒れの天気。暴風雨に加え、アップ中の選手たちを時おり雹が襲うもののキックオフが近づくにつれて空模様は回復しました。

キックオフから10分近くSTVVがやや押される展開で試合が進みます。雨で緩んだピッチに選手が足をとられてピンチを招くシーンもありましたが、集中を切らすことなく対応。

序盤のピンチを防いだカナリアスは10分、クイックスタートでゴール前の鎌田選手にボールが渡りシュート。距離を詰めた相手GKに阻まれゴールならず、セカンドボールをダイレクトでシュートしたデ・サート選手のシュートも外れて先制とはなりません。このプレーから徐々にSTVVは攻撃のリズムをつかみます。

14分、右サイドでフリーのボタカ選手にボールが渡ると巧みなフェイントを仕掛け、低く速いクロスを入れます。ゴール前を横切ったパスは鎌田選手の元に渡り、先制ゴール! あの男の5試合ぶりのゴールはPO1を引き寄せる会心の得点。STVVが先制します。

続く17分。エンドライン近くの最後列でSTVVがボールを奪うとベルギーリーグの特徴でもある速いカウンターでボールは一気に前線へと駆け上がるボタカ選手の元へ。先制点と同じくドリブルで切り込むと、裏へ抜けたアサモア選手にパスを回しGKと1対1に。アサモア選手のシュートは惜しくも外れますがチャンスを演出します。

22分、スペースができた中盤でデ・サート選手がボールを受けると阿吽の呼吸で駆け出した鎌田選手にパス。GKの守備の死角を狙ったものの、シュートはゴールの脇へ。
31分、一瞬の隙をつかれてグラウンダーのロングパスを許し、GKステッペ選手との1対1になります。幸いにも相手のシュートはゴールの上へと流れます。

 

しかし、その直後の33分に同点へと追いつかれてしまいます。スピードのあるベンソン選手がピッチを駆け上がり、冨安選手が対応するも上がったクロスはゴール前でノーマークのアウォニイ選手に渡り同点ゴール。好調のムスクロンは簡単には勝ち点3を持ち帰らせてはくれません。

前半ロスタイムのCKからゴール前で得点のチャンスを得たものの、両チームチャンスらしいチャンスが作れず前半が終わります。

 

後半に入り両チーム慎重にチャンスを伺いながら試合は展開。

ゆっくりとした試合展開の中、53分に不運もありエリア内で最終ラインの突破を許してシュートを打たれますがこちらはセンターバーの上。

同じく53分、ペナルティエリア前から一瞬の隙をつかれたシュートを許すもボールはネットの脇に刺さります。
疲労が見え始めたのかプレーに荒さが出始めたSTVV、難しい時間が続きます。

58分と59分に連続したCKを防ぎなんとか持ち堪えました。

 

65分、ボリ選手が体を張って得たFKにアコラツェ選手が強烈なミドルシュートを放ちますが枠をとらえることができません。
67分、戻りが遅かった相手を見逃さなかったGKのステッペ選手と鎌田選手。ステッペ選手が前線の空いたスペースに直接ロングボールを入れると鎌田選手が跳ねるボールにうまく合わせてシュートを打ちます。しかし相手GKのブテズ選手に阻まれ、頭で押し込んだセカンドボールも相手DFの気迫のスーパークリアの前に得点なりません。

71分、グラン選手の2枚目のイエローカードで10対11と数的有利になったSTVV。ゴールを奪いに畳み掛け、対するムスクロンは引いて対抗し守備を固める展開に。

数的優位の中、79分にセンターライン付近のファールでボヤ選手が2枚目のイエローカード。ムスクロンの人数はさらに減り、9対11の2人多い状況に。

82分、鎌田選手が華麗な足技でするりと相手DFをかわして右脚を振りぬくもボールは枠外へ。その後もガルシア選手、アコラツェ選手、シラー選手らがシュートを放ちますが、終盤の猛攻も虚しく、完全に引く相手のディフェンスを崩せず終了のホイッスル。

試合は1‐1のドローで終わりました。

 

シーズン最終戦のヘント戦は日本時間3月18日(月)午前2時キックオフです。

勝たなければPO1へ進めない最終決戦となります。

もう後がないSTVV。

チーム史を塗り替える一戦となるよう、チーム一丸となって戦いますので応援よろしくお願いします。