2019.3.03
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【試合レポート】昨年王者クラブ・ブルージュに敗戦
日時:3月3日(日)4時半キックオフ
場所:ヤン・ブレイデルスタディオン(A)
結果:1‐0
得点:ヴァナケン(74分)
日本人出場選手:冨安健洋、鎌田大地
【先発】
GK/ステッペ
DF/ガルシア、テシェイラ、冨安、ボタカ
MF/アコラツェ、アサモア、サンコン(→70分デ・ペッター)、デ・サート(→83分セバロス)、鎌田
FW/ボリ
シャルルロワ戦の快勝で波に乗るSTVVは前年度王者のクラブ・ブルージュとアウェーで対戦しました。
1月27日のサークル・ブルージュ戦でも訪れたヤン・ブレイデルスタディオンはブルージュサポーターでほぼ満員。シント=トロイデンからも多くのサポーターが駆け付けました。
スタメンには冨安選手と鎌田選手が選ばれ、木下選手と関根選手がベンチからのスタートとなりました。
キックオフ早々から2期連続でリーグMVPを輩出している前年度王者に攻め込まれたSTVV。一瞬の気のゆるみが失点につながりかねない展開の中、気を引き締めて対応をしました。
12分に裏を取られてフリーで駆け上がられるとクロスを上げられシュートまで持ちこまれます。しかし昨年のリーグMVPのヴァナケンのヘディングシュートはわずかに枠の上。難を逃れます。
15分にはCKからシュートを放たれますがGKステッペ選手が神セーブでゴールを死守。何度もカナリアスのピンチを防いできた守護神がPO1進出に向けた大事な試合でも堅守を発揮。
徐々に攻撃のリズムをつかみ始めたSTVVはカウンターを中心に攻撃を展開します。
20分に得たFKはガルシア選手から上げたボールに好調のボリ選手が合わせますが、シュートはゴールの右にそれます。
その後は均衡した試合が続き両チーム得点のチャンスを伺いながら試合が進みます。
35分にFKからファーのデ・サート選手がミドルを打つも相手選手に当たりゴールならず。
その後のカウンターを防ぐと、逆にカウンターを仕返し、GKステッペ選手から前線のデ・サート選手まで一気にボールが渡ります。デ・サート選手はうまく体を入れて相手GKとの1対1まで持ち込みますが判定はオフサイド。
41分。ブルージュがCKを得てSTVVのピンチになります。相手が頭に合わせたボールはゴールから逸れたもののゴール前のフリーの選手の元へ。受けた選手がファンブルし、シュートまで持ち込めず幸運にも救われました。
カウンターでは丁寧なボール運びで攻撃を組み立て、デ・サート選手がシュート。セカンドボールが上がった冨安選手がダイレクトシュートを放ちますが枠の外。今期2ゴール目とはとはなりませんでした。
前半残り5分はSTVVの攻めの時間となり何度も相手ゴールを脅かしますがなかなかネットを揺らすことができません。流れを立て直し、後半に向けてロッカールームへと引き上げていきました。
両者が攻め込む流れで始まった後半。エキサイティングな展開に会場のボルテージは上がります。
58分にボールを持たれてゆっくりと組み立てられると、フリーになった最後列の選手に強烈なミドルシュートを打たれます。ここでも運が味方し、センターバーに救われます。
続く61分に中盤でボールを奪われ裏に抜ける選手にパスが渡るとそのままゴールエリア内に切り込まれてステッペ選手が引き出されます。GKを誘い出した相手は浮かせたセンタリングを入れボールはゴールに吸い込まれます。
ゴールライン直前で冨安選手が相手選手の前に体を入れて必死のクリア。代表戦でも見せた粘りのリターンで今日最大のピンチを防ぎます。
流れは徐々にホームチームへと戻り、我慢する時間が10分以上続いた展開の中、ついに相手にPKが与えられてしまいます。
73分のCKの際に交代で入ったデ・ペッター選手にイエローカードの判定。PKを決められて先制を許してしまいます。
同点に追いつきたいSTVVはブルージュの攻撃をしのぎながらカウンターを仕掛けます。81分にロングボールで前線のボリ選手がボールを受けると走り込む鎌田選手に落としてシュート。ゴールとはなりませんが反撃の狼煙を上げます。
85分にボリ選手が倒されるとクイックスタートで鎌田選手がボールを受けてクロス。不意を突きましたがうまく合わずセカンドチャンスを伺います。組み立てなおしてガルシア選手が上げたボールには鎌田選手が合わせるもシュートは外れます。
4分のロスタイムを要しても同点弾を決めることができず、敵地での敗戦に終わりました。
今シーズンも残すところ2戦。次節は日本時間3月11日(月)4時からムスクロンとアウェーで戦います。
PO1進出に向けて一丸となって戦うSTVVの応援をよろしくお願いします。