交流会で10件以上のアポイントを獲得!【STVVスポンサーインタビュー vol.4】株式会社Timewitch CEO 岡田崇様 | STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト

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2025.1.21

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交流会で10件以上のアポイントを獲得!【STVVスポンサーインタビュー vol.4】株式会社Timewitch CEO 岡田崇様

ベルギー1部シント=トロイデンVV(以下STVV)には、これまで23人の日本人選手が所属し、ビッグクラブや日本代表へと輩出してきました。クラブの成長の背景にはスポンサー企業のお力添えがあります。この度、連載企画としまして、日頃からSTVVをご支援いただいているスポンサー企業へのインタビューを実施。スポンサーになった経緯や、今後の展望などを広報が伺います。

 

第3回は、日本と海外との時差を活用し、日本の深夜時間帯に日系企業の業務を遂行するアウトソーシングプラットフォーム「Timewitch」を運営しており、2024年よりコーポレートスポンサーとしてご支援いただいている、株式会社TimewitchCEO 岡田崇様にインタビューさせていただきました。

 

━━時差を活用したアウトソーシングサービスをご提供されていますが、その事業に至った経緯を教えてください。

この事業を始めた背景には、私自身がエンジニア時代に感じた課題があります。当時、短期間で複数のスキルを習得しなければならない状況に直面していました。通常であれば半年ほどかかるスキルセットを、1カ月程度で身に付けなければならなかったのです。必要な作業時間を算出したところ、日本時間だけでは到底無理だと分かり、深夜時間帯も活用する必要がありました。そこで、海外に住む日本人エンジニアをメンターとして活用する方法を思いつきました。Facebookで働くカリフォルニア在住の日本人エンジニアやヨーロッパに住む技術者たちの助けを借り、結果として3週間程度でスキルを習得することができました。時差を利用することで、徹夜せずに効率的に目標を達成できたのです。

この経験を通じて「時差には人の力になりうる可能性がある」と確信しました。その後、調査を進めた結果、海外在住の日本人は100万人以上いると言われる中で、現地でフルタイムで働いている方は非常に少ないという現実を知りました。言語や就労環境の制約により、多くの方が能力を十分に発揮できていない状況があるようです。一方で、日本国内では深夜時間帯のリソースが十分に活用されていない。この2つの課題を結びつける形で、現在のサービスを立ち上げました。

 

━━すでに様々な企業で活用されているサービスかと思いますが、特にどのような課題を抱える企業に適しているのでしょうか?

やはりリソースが足りてない企業に適しています。働き方改革の流れや、少子化によって新卒の数が減る、転職のハードルが低くなり育成した人材が定着しづらいなどといった人手不足の課題を抱えている企業が多いかと思います。コンサルティングファームや派遣社員、フリーランス人材の副業活用などさまざまな方法で不足を補おうとしていてもなおリソースが不足してる企業が多く、その多くが深夜時間帯を使ってないからだと思うんです。

深夜時間帯は、ほとんどの人が働かない時間です。特に知的労働ですね。パワーポイントでの資料作成や、リサーチ、デザインなど知的労働に関して課題を抱えている企業が弊社のサービスを利用していただいてます。海外に住んでる日本人には優秀な人材が多いんです。4大商社や外資メーカー出身、MBA取得者など高い能力を持った人材が多く登録しているため、クライアント企業は、ほとんど教育を必要とせずに仕事を任せることができ、業務効率を大幅に向上させられるんです。また、Timewitchは独自のプラットフォーム「Witcher Works」を通じて、タスク管理や納期調整を自動化しています。これにより、クライアント企業は時差を意識せず、24時間体制でサービスを受けることができるのも弊社の強みです。

 

━━続いてSTVVとの取り組みについてお聞かせください。最初は問い合わせからご連絡をいただきましたが、どういった目的でスポンサーをしていただくに至ったのでしょうか?

一番はブランディングです。弊社は「日本人をグローバル化しろ。」というミッションを掲げており、日本人を世界に輩出し輩出していく企業を目指しています。時差を活用したアウトソーシングサービスは一つのソリューションにすぎなくて、世界中で活躍する日本人をもっと増やし、その人たちが日本に戻ってきて日本の発展に貢献できるような流れを大きくしていきたいと考えています。現在、海外に住む日本人は約100万人ですが、これを将来的に1000万人にまで増やそうとしています。そうするためには自分たちのミッションをしっかり伝えていくことが大事だと考えています。僕自身、サッカーがすごく好きで、プレーもしてきた中で、サッカーってグローバル化がすごい進んでる印象があったんですよね。現在の日本代表選手はほぼ海外組になっていたり、本田圭佑さんもグローバルに活躍していたりという前提がある中で、サッカークラブのスポンサーになることが、ブランディングに繋がるのではないかと思いました。そこで、調べていたところ、STVVのビジョン「ここから、世界へ」がドンピシャであることに気づきました。さらに、STVVはDMM.comという日本の企業が所有しているクラブという点でも、私たちにとって理想的なパートナーでした。

 

 

━━STVVのビジョン「ここから、世界へ」がTimewitch様のミッションに合致していますね。

本当にそうですね。共感しました。弊社の社員もヨーロッパに頻繁に行きますので、ベルギーでのSTVVの試合を見に行きたいねという話になったりと、親和性を感じます。

 

━━実際にスポンサーになっていただいて、良かったと感じる点や反響があれば教えてください。

2つあります。まず、会社のロイヤリティが抜群に上がりました。グローバルに挑戦していこうというミッションが社内で強化され、ミッションドリブンの会社になった実感があります。また、サッカークラブのスポンサーであることは、社員やその家族にとって誇らしく、スポーツが持つ魅力が会社全体のモチベーション向上にもつながってると感じています。

もう1つは予想外だったのですが、売上に繋がっています。先日の交流会でも10件以上のアポイントを取ることができて、これまで合計で約1000万円の売上を見込んでいます。

STVVのスポンサー企業には、グローバルを意識していたり、サッカー好きだったりという共通点がありますし、スポーツクラブのスポンサーをしている質の良い企業が多いため話が前に進みやすいです。他にもビジネス交流会やオンラインサロンなどにも所属していて、そこでもアポイントは取れますが、コミュニティの質が違うように感じます。サッカー好きで、グローバルのマインドを持ってる方々が集結してるのは、なかなかないことだと思います。このSTVVのスポンサー交流会で出会った人たちとゴルフやサッカーを企画しようかなと考えたりしています。

 

━━今後、STVVとの取り組みに期待していることや今後の展望について教えてください。

STVVのスポンサーコミュニティを通じて、世界やグローバルな視点に興味を持つ人がもっと増えていけばいいなと思います。個人的には、そういう価値観を共有できる仲間や友達が増えたら最高ですね。同じ『ここから、世界へ』というビジョンを持つ人たちが集まって、ビジネス面でもお互いに支援し合いながら、日本のグローバル化やサッカーの強化につながるような活動を一緒にできればいいなと考えています。

あとはとにかく毎月の交流会がすごく楽しいので今後もぜひ参加していきたいです。スポンサー企業の皆さんと交流できるのはもちろん、先日のDAZN Japan CEOの笹本さんなどセミナー登壇される方の話が面白く、勉強になります。