2025.12.03
- その他
2025年12月1日(月)開催の株主総会の議題についての報告
シント=トロイデンVV(STVV)は2025年12月1日(月)、株主総会が開催され、2つの重要な議題が話し合われました。1つ目はニコ・エラーツ氏の新理事就任、2つ目は2024-2025年度の財務結果の発表です。
まず、取締役についてです。現取締役の任期満了に伴い、総会では1名を除いて全員の任期を2年間延長することを決定しました。新たにニコ・エラーツ氏が、6か月前に脳卒中を患ったデイビッド・ミーカーズ氏の後任として取締役に就任します。
立石敬之CEOは今回の人事について次のようにコメントしています。
「ニコ・エラーツがデイビッド・ミーカーズ氏の後任として取締役の職務を引き継ぎます。これにより、会長はクラブ運営を円滑に保ちながら、十分な時間と休息を確保して回復に専念できるようになります。状況については2年以内にあらためて判断する予定です。デイビッド氏が十分に回復し、職務復帰の意思がある場合には、取締役として復帰していただく予定です。
また、STVVとミーカーズ家の結びつきはこれまで通り強固です。デイビッド氏は引き続き会長を務め、息子のギス氏は財務面で支援しつつ、ユース部門の会長としてもクラブを支えていきます。」
売上高は2,700万ユーロから3,600万ユーロに増加
株主総会では取締役会の構成に加え、2024-2025シーズンの財務状況も報告され、新取締役が安定したクラブに加わる形となったことが示されました。
立石CEOは次のように述べています。
「クラブは明確な成長軌道を描いています。売上高は2,700万ユーロから3,600万ユーロへと増加し、税引後利益は360万ユーロとなりました。この著しい成長は、主に鈴木彩艶、デロージ、コイタ、藤田譲瑠チマ、小川諒也の移籍によるものです。なお、ベルタッチーニ、ベライド、パトリスの移籍は6月30日以降のため、今回の決算には含まれていません。」
また、日本からのパートナーシップが引き続き総収入の85%を占めています。放映権収入は、昨季のリーグ最終順位が低かった影響で550万ユーロから490万ユーロに減少しました。
※テレビ収入の分配は直近数シーズンの平均順位に基づいて算出されます。
「大胆かつ的確な投資で成長を目指す」
STVVは、これらの資源を慎重かつ合理的に運用しています。
「我々は野心を持ちながらも無謀なリスクは取らず、着実な成長を目指しています。これは今回の移籍市場でも明らかでした。効果的で大胆かつ的確な投資により、スポーツ面で確かな成長を遂げることができました」と立石CEOは締めくくりました。