【イベントレポート】「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」 | STVV(シント=トロイデンVV)日本公式サイト

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2025.1.17

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【イベントレポート】「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」

 

1月11日(土)〜13日(祝・月)、福島県、Jヴィレッジと共にU-14を対象としたイベント「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」を開催いたしました。

今年で4年目の開催となった本イベントでは、個人参加チームを含む6チーム 約120名の選手が福島県内・外からサッカーの聖地と呼ばれる「Jヴィレッジ」に集まりました。

 

開会式

 

開会式では、合同会社DMM.com、福島県庁よりご挨拶をした後、このイベントのためにベルギーから駆けつけてくれたSTVVアカデミーダイレクター髙野剛と、U13~16コーディネーターのケビン・ソマーズの紹介がありました。2人がイベントを通してのMVP選手を選出します。選ばれた選手には、イベント後にベルギーへ渡航し、現地での試合観戦や、STVVアカデミーチームへの練習参加のチャンスが与えられます。

 

STVVユース来日コーチ陣

・髙野剛:アカデミーダイレクター

・ケビン・ソマーズ:U13~16コーディネーター

本イベントには福島県内外より以下の6チームが参加しました。

・MSK19サッカースクール(千葉県)

・Bombonera岡山(岡山県)

・東日本国際大学附属昌平中学校(福島県)

・t.a.football club(福島県)

・いわきFC U-13(福島県)

・個人参加

体力測定

1日目は体力測定を行いました。

身長・体重の測定に加え、30mスプリント、T字走、立ち幅跳び、ケンケン幅跳び、YO-YOテストをチームごとに実施。

海外サッカー講座 by高野剛

体力測定の後には、髙野剛氏による「海外サッカー講座」を開催しました。シント=トロイデンVVや欧州クラブでの育成経験をもとに、欧州の選手が共通して持つマインドや評価されるポイントについてお話しました。また、イベント全体を通じて髙野氏がどのように選手を評価し、MVPを決定するのかを説明。講座を受けた選手たちは、気持ちを新たにし、イベントに向けた意識が一段と高まった様子でした。

2日目

 

交流戦

ピッチでは、1試合20分の短時間で行う交流戦を実施しました。限られた時間内で最大限の力を発揮するため、選手たちは試合開始のホイッスルから終了の瞬間まで、全力でプレーに取り組む姿が見られました。

ケージゲーム

雨天練習場では、ゴール前での攻防を重点的に視察するため、「ケージゲーム」を行いました。ボールを受けたらすぐにシュートアクションを起こすこと、積極的にゴールを狙う姿勢が求められ、選手たちは瞬間的な判断力やプレーの決断力をアピールする機会となりました。

ケガ予防講座

2日目の試合後には、コスモヘルス株式会社の小塚崇史社長と宮口イチローアドバイザーによる「けが予防講座」を実施しました。

 

講座では、怪我を防ぐために日頃どのようなことを意識すれば良いか、また試合前にできる具体的な対策について解説がありました。選手たちにとって役立つ情報が満載で、今後のプレーや日常生活に取り入れられる内容となりました。

GKチャレンジ

3日目は、交流戦とGKチャレンジを行いました。

ゴールキーパーに求められる能力や技術をアピールする場としてシュート練習やミニゲームが実施されました。

閉会式

閉会式では、髙野剛とケビン・ソマーより、今回の大会の総括とMVP選手の発表がありました。

ケビン・ソマーズからは、「今回は、このようなイベントに参加し、選手の皆さんのサッカーを楽しむ姿勢が見れて嬉しく思っています。また、皆さんの対戦相手や相手チームのスタッフ、審判に対するリスペクトの姿勢は素晴らしいと感じました。このような姿勢はベルギーの同世代の選手からはあまり見受けられません。皆さんはまだ若くポテンシャルがあるのでもっとサッカーを楽しんでもらいたいと思います。」とコメントがありました。

 

また、髙野剛からは「ケビンからお話があった通り、3日間を通して暴言を吐いたり不満のあるジェスチャーをせずにリスペクトのある対応ができていたと感じます。対戦相手やスタッフ、審判などへの振る舞いは日本が世界に誇れる点だと思います。この気持ちを忘れずにサッカーを続けてください。」とコメントがありました。

また、初日の海外サッカー講座で選手たちに伝えた点に改めて触れ、「日本の選手と海外の同年代の選手はサッカーを『楽しむ』という基準が違う点をお伝えしたと思います。2日目の午前中の試合は皆さんすごく高い気持ちと集中力を持って試合に取り組んでいたと感じます。この点は素晴らしいと感じました。ただ、2日目の午後、3日目の試合とGKチャレンジ。徐々に気持ちが下がっていると感じます。3日間の中でいいところはありました。皆さんのいいところを継続して続けていけていればよかったと感じました。これは戦う気持ちで変わってきます。『戦う』モチベーションを高く持ち続けるために自分ができることを考え、実践することが大事だと思います。皆のことを応援しています。」とメッセージを送りました。

 

今回はMVP選手「選出なし」となりました。

3日間を通して気持ちを継続していた選手がいなかったこと、STVVの同カテゴリで通用する選手、ポテンシャルのある選手を見つけられなかったことから、このような結果となりました。

 

最後に全員で記念写真を撮影し、大会は終了。ご参加いただいた選手・保護者の皆様、ありがとうございました!