2019.8.19
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【試合レポート】攻めきれず、数的不利もあり強豪アントワープに敗戦
日時:8月19日(月)1時キックオフ
場所:ボサイルスタディオン(A)
結果:2‐0
得点: ラファエロフ(10分)、ムボニカ(55分)
日本人選手:シュミット・ダニエル
【先発】
GK/シュミット
DF/サンコン、テシェイラ、ヤンセンス
MF/アコラツェ(→64分ボロンゴ)、アサモア、ムマエ、ボタカ(→70分ヴァン・デッセル)、デ・ブライン、マソウディ(→89分ソウザ)
FW/ボリ
前節、スタンダール・リエージュを相手に今シーズン初勝利を挙げたSTVV。連勝を狙って対戦するはELの予選にも参加するアントワープ。1880年にベルギーリーグ加盟1番乗りをした歴史のある強豪です。
スタメンにはGKのシュミット選手、前節得点を上げたデ・ブライン選手、マソウディ選手らなじみのメンツに加えDFのサンコン選手が怪我から復帰。
また、前線ではボリ選手がワントップに入り、ボールが安定して収まり攻撃の起点となります。
キックオフから10分間は両チームがボールを回して攻め合う展開。双方が攻め合う見応えのある試合展開が期待されました。
しかし満員に近いボサイルステディオンに乗り込んだカナリアスは先制点を奪われてしまいます。
10分、エリア付近まで攻め込まれるとテシェイラ選手が前に出て対応します。マークが離れたところにしっかりとパスを入れられGKのシュミット選手と1対1に。素早く距離を詰めたシュミット選手でしたが、一歩間に合わず先制のゴールを決められてしまいます。
悪い流れを断ち切りたいものの、1点のアドバンテージを持つアントワープのプレッシャーを前にうまくパスが繋げません。
15分にはバックパスがフリーの選手に渡りピンチを招きますが、ボールはゴールの右へと流れます。
反撃に出るSTVVは前節にプロ初得点をあげたマソウディ選手が積極的なドリブルで攻め上がると迷わずシュート。20m弾は相手選手に当たりゴールから逸れますが、CKを獲得します。
続くCKは相手のクリアミスでエリア内で高く上がるとボタカ選手が胸で納めてシュート。しかし、右足で抑えて打ったシュートはGKの正面となりゴールラインを割りません。
試合が落ち着きを見せた30分、STVVは丁寧にパスを繋いで着実にボールを進めます。マソウディ選手がボールを受けるとドリブルで切り込み、ゴールエリアに侵入しますが、足がもつれてシュートを放つことができません。
32分、前線に見事なスルーパスを入れられペナルティエリアでワンツーであわやピンチとなりますが、数的優位を保ちしっかりと防ぎ難を逃れます。
36分にCKを得ると、トリックプレーでデ・ブライン選手がフリーでシュート。しかしこの枠をとらえられません。
42分、後方でボールを繋ぐと、ペナルティエリア外からヤンセンス選手が低い弾道のミドルシュート。DFの選手もチャンスがあれば同点弾を狙います。
44分、テシェイラ選手が体を投げ出し捨て身のクリアで相手のシュートを防いでカウンターで反撃を試みるもセンターライン付近でボールを失い、逆に攻め込まれるピンチとなります。ペナルティエリア内でアコラツェ選手が相手の2選手と接触。絡まった形で3人の選手がもつれて倒れ込みます。
このプレーに一時はPKの判定が出るも、その後VARでPK、アコラツェ選手へのイエローカードともに取り消しとなります。
後半に入り巻き返しを狙うSTVV。
開始早々にシュートを許すシーンが続きますが、しっかりとプレッシャーを与え、枠内へのシュートを許しません。
53分、センターサークル付近でボールを奪われてると、左サイドから崩され、最後はヤンセンス選手のスライディングが相手選手の足にかかりPKに。このPKを冷静に決められて2失点目を許します。
58分、インターセプトからカウンターで攻め込まれると3対1のピンチに。シュミット選手との1対1になりますが、シュートはゴールポストの右に逸れます。
1点を返したいカナリアスは最初の交代カードでボロンゴ選手を投入。
64分、パスを繋いで攻めるも待ち受けるアントワープディフェンスをこじ開けられず、ボールを失い逆にカウンターを受け、FKのチャンスを与えてしまいます。
FKはクリアするもセカンドボールのこぼれ球にアントワープの選手が前線へと抜け出しますが、シュミット選手が距離を詰めて絶体絶命のピンチを脱出。ボールを胸に収めます。
アントワープの猛攻をなんとか耐え抜くSTVVにアクシデントが訪れます。66分にボタカ選手が相手選手と接触した際に負傷。そのままヴァン・デッセル選手と交代します。
その後も続くアントワープ優勢の試合展開。テシェイラ選手が体を投げ出し何度もボールを弾いて得点を防ぎます。
78分、ボリ選手がシミュレーションで警告。今日2枚目のイエローカードで退場となってしまいます。
数的不利でさらに厳しい戦いとなったSTVVは、攻撃のチャンスがなかなか生まれないまま時間だけが過ぎていきます。
83分、相手DFのパスミスをボロンゴ選手が拾います。ボロンゴ選手1人に対してDFは3人の数的不利の中、ドリブルで仕掛けて放ったシュートでCKを獲得します。
このCKにムマエ選手が頭で合わせますが、シュートはGKの正面に。
88分にソウザ選手を入れて最後まで得点を狙いにいくも、93分が過ぎたところで終了のホイッスル。
先制点を許してから崩れたSTVV。相手の猛攻をしのぎましたがゴールが遠く2‐0の敗戦となります。
次節は日本時間8月25日(日)午前3時からズルテ・ワレヘムとホームで対戦します。