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2018.5.23

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【お知らせ】新監督にマーク・ブレイス氏が就任


来季の新監督としてマーク・ブレイス(Marc Brys)氏をSTVVの新監督に迎えたことをお知らせします。

ブレイス新監督はアシスタントコーチとしてイサメ・シャライ(Issame Charai)氏、GKコーチとしてブラム・ヴルビスト(Bram Verbist)氏、フィジカルコーチとしてバート・ヴァン・ランカル(Bart Van Lancker)氏とともにSTVV入り。

アシスタント陣は2017-18シーズンまでベールスホットで指揮を執っていた面々。ベールスホットでベルギー2部リーグ前期優勝の成績を残し、ブレイス氏率いる彼のチームは1部リーグであるSTVVを次なる戦いの場に選びました。

 

【記者会見】

—STVVの新監督マーク・ブレイス氏をご紹介します。ベルギー1部リーグで指揮を執ることになった感想をお聞かせください。

ブレイス新監督:ついに戻ってきました。まずは(メディアの)皆さんに謝罪したいと思います。何人もの記者から私の次期監督就任について質問がありましたが、お返事できなかった。しかし、契約書にサインするまでは何も約束されていませんし、話すべきではないと私は思っています。これに関しては選手も同じです。今、私がここにいるということは、契約が交わされ、自由にお話ができるということです。

また、昨シーズンまで所属していたベールスホットにも感謝したいと思います。彼らが美しく、特別で、また、異質でもあった2シーズンを指揮するチャンスを私に与えてくれなければ、(STVVのような)素晴らしいクラブが私に興味を示すこともなかったと思います。私は1部リーグで勝負する機会を与えられたことに心から感謝していますし、これからどんな展開が待っているか、楽しみです。

 

 

—ブレイス監督のサッカーは攻撃的だと、サポーターからの定評もあります。STVVでも攻撃的なサッカーで戦いますか?

ブレイス新監督:いや、絶対しないよ! 冗談です(笑)。人は皆、型にはめられがちで、私はその傾向をあまり好みません。私のことを極端に守備的な監督だと言う人もいれば、超攻撃的だと言う人もいる。見方によっては、どんな型にでもはめることができるんです。まずはリンブルガー(リンブルフの人々)の心に触れるサッカーをすること。それが一番大事だと思っています。知的に、かつ、魂でプレーをして結果を求める。攻撃的であれ守備的であれ、そんなサッカーがリンブルガーの心に響くでしょう。

 

—3人のコーチ陣ともに就任しますね。

ブレイス新監督:彼らは皆、ベールスホットで一緒に戦ってきたスタッフです。もちろん、古巣であるベールスホットとの関係は良好なので、心配は要りません。ついてきてくれたコーチたちは才能があり、若く、熱意にあふれている。私をしっかりとサポートしてくれますし、信頼関係も築けている。彼らいわく、私と離れることが脳裏に一瞬も浮かばなかったとのことで、ありがたいかぎりです。私と彼らコーチ陣の繋がりがSTVVにもたらすものは決して小さくないでしょう。

 

—GMのトム・ヴァン・デン・アブリーにお伺いします。ブレイス新監督を迎えた経緯は?

GM:最初に申し上げたいのは、私たちのクラブは熱意に満ちているということ。何よりもこの熱意にマッチする人物を探していました。もちろん、経験も大事な要素で、さらにSTVVはハードワークで知られるクラブだ。この3つを兼ね備える候補は数人に限られ、マークがベストマッチだった。何度かの交渉を経て、多少の時間はかかってしまったが契約書に署名がなされ、今ここに彼は座っている。こうして皆さんに彼を紹介できることを嬉しく思っています。

 

—選手の移籍に関しては、新監督とどのように話し合っていきますか?

GM:選手の移籍も含めて、すべてのことを1つのチームとして決めていくつもりです。みんな個々に意見を持っているが、それらを一つにまとめあげて結論を出すつもりです。お互いが望み合う状態で、選手がイエローとブルーのユニフォームを着てプレーできるように、我々は努力をするよ。

 

—今後の予定は?

GM:全体練習は6月18日に開始する予定です。

 

—最後に、ブレイス新監督は長年アントワープで過ごしていたと思いますが、リンブルフには何か縁やゆかりはありますか?

ブレイス新監督:直接的なつながりがあるんですよ! 私の母がリンブルフ出身で、母方の親戚はみなそこに住んでいるので、とても愛着がありますね!

 

【プロフィール】

マーク・ブレイス(監督)

1962年5月10日アントワープ生まれ。
1978年までベールスホットのユースに所属した後、ベールスホット、メルクセムとウィラブルクでプレーした。1998年にコーチとしてのキャリアをデルタ・ロンデルジールでスタート。1部リーグではベールスホット、エクセルシオール・ムスクロン、FCエインドホーヴェン、FCドン・ボッス、KVメヘレンでコーチを務めた。その後、サウジアラビアのアル・ファイザーリーとアル・ラッド・サウディ・クラブで監督として指揮を執り、2016年にベールスホットに復帰、クラブを2部昇格に導いた。

 

イサメ・シャライ(アシスタントコーチ)

1982年3月11日メルクセム生まれ。
ベルヘム・スポートでサッカーを始め、リールセでプロ契約を結ぶ。その後ヴェルブルードリング・ヒール、ヒール・ミルホート、KVメヘレン、KVKティーネンでプレーした。2008年から2年間STVVでもプレーをし、プレーオフ1進出に貢献。選手として活躍した後、アル・ファイザーリーでブレイス氏のアシスタントコーチとして指導者のキャリアをスタート。ブレイス氏がベールスホットで監督に就任した際もアシスタントコーチを務めた。

 

ブラム・ヴルビスト(GKコーチ)

1983年3月5日アントワープ生まれ。
ヤング・アヤックスでプレー。ベルギー1部リーグではベールスホット、KAAヘント、サークル・ブリュッヘでプレー。海外ではブロンドビーIF(デンマーク)やロダJC(オランダ)で活躍した。ベールスホットのGKコーチに就任。

 

バート・ヴァン・ランカル(フィジカルコーチ)

1973年3月17日生まれ。
デインズ、KAAヘント、サークル・ブリュッヘ、ベールスホットでアシスタントコーチを務めた後、プロコーチライセンスを所有していることからコルトレイクで短期間指揮を執った。ベルギーサッカー協会でトップ・スポーツ・コーディネーターとしてマッチメイキングに数年携わり、2017年からベールスホットのフィジカルコーチに就任。